介護施設の事例

施設名: サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅の利用者がヘルパーの介護を拒否した事例

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

介護経験の浅いヘルパーの介護が痛いと怒り拒否した。

同じ職場で働いていたベテランの職員に相談し、Sさんの対応については別の職員に変わってもらうことにしました。カーテンを閉めてほしいとか、寝苦しいのでエアコンの調整をしてほしいとか、簡単なリクエストの時だけ自分が対応しました。 痛みを感じないからだと思いますが、ベテランの職員に対してはSさんも従順でした。 Sさんとは最後の最後までわかり合うことができませんでした。今になって思えば良かった点は、すぐにベテランの職員に相談したことかもしれません。Sさんに不安を与えている限り自分は一歩引いて、できる範囲内での支援に徹しようと思いました。 また一方で悪かった点は、やはり自分自身のスキルがあまりにも不足していたことでしょう。Sさん以外の別の入居者・利用者に対しては、結構うまく対応できていたのですが、もっとSさんの立場になって、よりきめ細やかな対応を心がけるべきでした。Sさんとのコミュニケーションも不足しがちでした。

Sさんはテレビが大好きでよく時代劇を見ていました。その番組は自分も好きだったので、例えば時代劇の話をするとか、もっと入居者・利用者一人一人の心の中に入っていく努力は続けたいです。結局、介護は「人」が相手です。まずはその人のことをもっとよく知った上で、もっとふさわしい方法で信頼関係を築いていければと考えています。

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トラブルが起きた背景

自分自身、他の業種から転進を図り、介護職員初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)の免許を取ったばかりでした。現場での実戦経験が浅く、まだまだこれから覚えていかなければならないという時にSさんと出会いました。Sさんは半身に麻痺が残り、ベッドから起き上がる時もトイレへ行く時も介護支援が必要でした。Sさんが入居していたのはサービス付き高齢者向け住宅で、自分が勤めていたのは同じ敷地内にある訪問介護事業所です。
寂しさもあるのか、Sさんは日に何度もコールをしてヘルパーを呼び出してきました。そのたびに何度か自分が対応していましたが、「あなたに介護されると、身体中が痛くて痛くてどうしようもない。俺の部屋にはもう二度と来ないでくれ。」とSさんが怒り出しました。「一生懸命頑張りますからSさん、私に対応させてください。」とお願いしましたが、Sさんは怒りに震えるだけでした。

対応者の中での対応

同じ職場で働いていたベテランの職員に相談し、Sさんの対応については別の職員に変わってもらうことにしました。カーテンを閉めてほしいとか、寝苦しいのでエアコンの調整をしてほしいとか、簡単なリクエストの時だけ自分が対応しました。
痛みを感じないからだと思いますが、ベテランの職員に対してはSさんも従順でした。
Sさんとは最後の最後までわかり合うことができませんでした。今になって思えば良かった点は、すぐにベテランの職員に相談したことかもしれません。Sさんに不安を与えている限り自分は一歩引いて、できる範囲内での支援に徹しようと思いました。
また一方で悪かった点は、やはり自分自身のスキルがあまりにも不足していたことでしょう。Sさん以外の別の入居者・利用者に対しては、結構うまく対応できていたのですが、もっとSさんの立場になって、よりきめ細やかな対応を心がけるべきでした。Sさんとのコミュニケーションも不足しがちでした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

Sさんはテレビが大好きでよく時代劇を見ていました。その番組は自分も好きだったので、例えば時代劇の話をするとか、もっと入居者・利用者一人一人の心の中に入っていく努力は続けたいです。結局、介護は「人」が相手です。まずはその人のことをもっとよく知った上で、もっとふさわしい方法で信頼関係を築いていければと考えています。

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