介護施設の事例
施設名: 介護老人保健施設
介護老人保健施設の利用者が夜間コールを押しても職員が来ない事例
対応者
対応者 その他
対応者 男性
お相手
寝たきり度 B1
認知症の状況 Ⅱb
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
利用者が夜間コールを押しても職員が来なかった。
事実確認を行った上で厳重注意をし、利用者には介護主任も同席してお詫びした。
手が離せないタイミングはどうしても出てくるが、その際はコミュニケーションをとり利用者に配慮することが重要である。
トラブルが起きた背景
Sさんより(男性 82歳 脳梗塞後遺症 右半身麻痺 車椅子使用 リハビリパンツ使用、尿意あり昼はトイレ誘導、夜間は尿器使用)以下の苦情の訴えがありました。
夜間、尿意を感じナースコールを押して援助を求めましたが、訪室がなかったので失禁してしまったそうです。
起床時、衣類全更衣交換はしてもらいましたが、何か一言あってもよさそうなのに何も無く無視された感じで、そのまま帰ってしまいました。
忙しいのはわかるがこちらもすまない気持ちでコールを押しているのにと悔しい気持ちで落ち込んでしまったとのことでした。
対応者の中での対応
当該介護職員に事実確認を行いました。
他利用者の対応中で応答できない時があり、意図的にコールを切ったつもりもないとのことでした。
退勤時の返答なく帰ってしまったという件についても、気分を害していることに気付かなかったとのことです。
Sさんより今回の訴えがあった要因として思い当たること、あるいは省みる点はあったかについては、対応が重なった時間帯であったことで、配慮に欠けたとの返答がありました。
厳重に受け止めて事後の対応に当たるよう注意をしました。
Sさん自室に当該職員と介護主任とで改めて謝罪しました。
Sさんは忙しくて(コールに)出られない時があるのは分かるが、後から一言あればこんな気分にならなかったと話されました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
手の離せない事象は今後もあると思いますし、重なる事もあります。
コール対応がすぐにできなかったとしても、後から一言お詫びの言葉があればこんな思いはしなかったというご本人の言葉がありました。
基本的なコミュニケーションが不足していたり、思いやりの一言が足りず配慮に欠けていたことが不快感を抱かせた要因です。
再発防止に向けてこの事例を全スタッフに周知したいと思います。
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