介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

利用者がヘルパーのスマホを無断で持ち出し連絡先を調べた事例

対応者

対応者

対応者 サービス提供責任者

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

利用者がヘルパーのスマホを無断で持ち出し連絡先を調べた。

すぐに事業所からOさんの相談員に連絡を取り、事業所立会いの上でOさんに事情を聞きに行きました。 Oさんは独居で家族とも縁を切っているため、もしもの時に連絡できる人がいないという不安をいつも抱えていたそうです。 そこで、ヘルパーの掃除中にスマホを持ち出して連絡先をこっそり調べてしまったということでした。 さすがにプライバシーの問題であり、困った時は相談員や訪問事業所を頼っていいからと改めて連絡先交換を行うことで、なんとかOさんにも納得してもらいました。 その後ヘルパーにも立ち会ってもらい、互いの番号をスマホから消すことで元通りケアに入ってもらうことができました。 知らない間にスマホを持ち出されていたというのはヘルパーにとっても後味の悪い経験でした。 担当を交代しようかとも思いましたが、Oさんは慣れた人でないと嫌だと言い張りましたし、ヘルパー自身は年代が近いせいもあって「今回はしょうがないと思います」と水に流してくれたのは助かりました。 一応、暗証番号等でロックする方法は教えましたが、会社支給ではなく個人の物なので強制はできずに終わりました。

個人宅にお邪魔する以上、自分の荷物の管理はどうしても甘くなってしまいます。 あまりないケースだとは思いますが、仕事に行く以上手荷物は必要最低限にする、スマホはできるだけ身につけておく等、個人でできる範囲の対策を立てるしかないと思います。 帰りの買い物や子供のお迎えなどでどうしても荷物が手放せない場合は、一度事業所に寄って預かってもらうという処置もとれるので、遠慮せずに責任者と話し合ってみて下さい。

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トラブルが起きた背景

Oさんはまだ60代ですが精神的な疾患を抱えており、生活面が不安なためヘルパーが訪問することになりました。
自立支援のため一緒に掃除や買い物をするうちにヘルパーとも馴染んでくれたのですが、数ヶ月経ってから突然ヘルパーに直接連絡をするようになりました。
「体調が悪いから来なくていい」「次は台所を掃除して欲しい」等の連絡ですぐ切ってしまいますが、ヘルパー自身も60を過ぎており、スマホには慣れていないので連絡先を交換した覚えもないのにとビックリして、事業所に駆け込んできたのです。

対応者の中での対応

すぐに事業所からOさんの相談員に連絡を取り、事業所立会いの上でOさんに事情を聞きに行きました。
Oさんは独居で家族とも縁を切っているため、もしもの時に連絡できる人がいないという不安をいつも抱えていたそうです。
そこで、ヘルパーの掃除中にスマホを持ち出して連絡先をこっそり調べてしまったということでした。
さすがにプライバシーの問題であり、困った時は相談員や訪問事業所を頼っていいからと改めて連絡先交換を行うことで、なんとかOさんにも納得してもらいました。
その後ヘルパーにも立ち会ってもらい、互いの番号をスマホから消すことで元通りケアに入ってもらうことができました。
知らない間にスマホを持ち出されていたというのはヘルパーにとっても後味の悪い経験でした。
担当を交代しようかとも思いましたが、Oさんは慣れた人でないと嫌だと言い張りましたし、ヘルパー自身は年代が近いせいもあって「今回はしょうがないと思います」と水に流してくれたのは助かりました。
一応、暗証番号等でロックする方法は教えましたが、会社支給ではなく個人の物なので強制はできずに終わりました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

個人宅にお邪魔する以上、自分の荷物の管理はどうしても甘くなってしまいます。
あまりないケースだとは思いますが、仕事に行く以上手荷物は必要最低限にする、スマホはできるだけ身につけておく等、個人でできる範囲の対策を立てるしかないと思います。
帰りの買い物や子供のお迎えなどでどうしても荷物が手放せない場合は、一度事業所に寄って預かってもらうという処置もとれるので、遠慮せずに責任者と話し合ってみて下さい。

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